すーんだい

浅い思考は、人の深い思考を促す

こどもの日

今日は5月5日、こどもの日。
世の中には「こどもの日アァァアァ」(原文ママ)って喜んでる絵師さんが居たり、推しの誕生日を祝ったり。アニメキャラの誕生日を見てみると1月1日や3月3日、5月5日などゾロ目の日が誕生日のキャラクターが飛び抜けて多い。
日本の行事もゾロ目の日が多く、縁起のいい奇数のゾロ目に多い。

人はゾロ目に何か特別な意味を考えてしまう。
日本では7が2つ、若しくは3つ並んでいるといいことがありそうな気がする。
中華圏では漢字で書くと末広がりな8が同じように並んでいると縁起がいいとか。
西洋では666は獣の数と呼ばれ忌み嫌われたり。
昨日紹介したダンテの『神曲』も3が至る所に連続して隠れている。

数字に特別な意味を感じるのは人間の小さな縋りたいという気持ちがそれを作り出したのではないか。
もはや宗教と同じようなものかもしれない。

やっぱり日本人は4の文字列に抵抗がある。
7は少し依怙贔屓したくなる。

縋りたいという気持ちが少しの選択を大きく左右していることは気づく事は難しいが、ふとした瞬間にそれを考えてみるのもいいかもしれない。